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6月24日 安倍晋三:神戸「正論」懇話会設立記念特別講演会


本頁では、6月24日に安倍氏が神戸「正論」懇話会設立記念特別講演会で行った演説から、加計問題に関連して述べた部分を扱います。
動画をチェックして文字起こしをしようと思いましたが、動画が見つからないので、産経の詳報から、該当箇所を抜粋する形で掲載します。


1、加計問題関連

産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(3)】「私の成長戦略のど真ん中は規制改革。岩盤規制に風穴を開ける」
 国家戦略特区制度を活用して、ここ兵庫県の養父市では、これまで認められてこなかった一般企業による農地取得が可能となりました。愛知県では、学校教育に民間の知恵を取り入れる公設民営学校も解禁しました。千葉県の成田市では、国際的な医療人材の育成を目指して、38年ぶりの医学部新設が実現しました。他方、昔ながらの規制や制度を何十年もひたすら守り続けてきた人たちの中にはこうした改革によって、自分たちの世界がゆがめられている、と感じる人もいるかもしれません。

 国会終盤では、国家戦略特区での獣医学部新設につき、行政がゆがめられたかどうかをめぐって大きな議論となりました。獣医学部は昭和41年を最後に新設がまったく認められていませんでした。しかし、半世紀以上の時が過ぎ、鳥インフルエンザ、口蹄疫など動物から動物、さらには動物から人に、うつるかもしれない伝染病が大きな問題となっています。専門家の育成、公務員獣医師の確保は喫緊の課題であります。それでも新設を認めない、時代の変化に対応できない制度であるならば、そちらの方こそ、ゆがんでいるのではないでしょうか。時代のニーズに応える規制改革は行政をゆがめるのでなく、ゆがんだ行政を正すものです。岩盤規制改革を全体として、スピード感を持って進めることは、まさに総理大臣としての私の意志であります。
 当然その決定プロセスは適正でなければならない。ですから国家戦略特区は民間メンバーが入った諮問会議や専門家を交えたワーキンググループにおいて、議論をすすめ、決定されています。議事は全て公開しています。文部科学省などの関係省庁もこうしたオープンな議論に参加し、主張すべきは主張します。最終的に関係省庁の合意の上で改革を進めていきます。むしろ、そうした透明で、公正、公平公正なプロセスこそが内向きの議論を排除し、がんじがらめとなった岩盤規制を打ち破る大きな力となる、これが国家戦略特区の発想であります。
 ですから、私の友人だから認めてくれ、などという訳のわからない意向がまかり通る余地などまったくありません。審議に携わった民間議員のみなさんもプロセスに一点の曇りもないと断言されています。国家戦略特区は規制改革の突破口です。まずは、特区に限定して、岩盤規制に風穴を開ける。しかし、目指すところはあくまでも全国展開です。これまでこの特区を活用して79項目にわたる規制改革を行いましたが、このうち23項目は特区に限定することなく全国展開が実現しています。 


産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(4)】「国会でどんな罵声を浴びようとも、へこたれたらいけない」
 獣医学部の新設も半世紀以上守られてきた堅い岩盤に風穴をあけることを優先し、獣医師界からの強い要望をふまえ、まずは1校だけに限定して特区を認めました。
 しかし、こうした中途半端な妥協が、結果として、国民的な疑念を招く一因となりました。改革推進の立場からは、今治市だけに限定する必要はまったくありません。すみやかに全国展開を目指したい。地域に関係なく2校でも3校でも、意欲あるところにはどんどん獣医学部の新設を認めていく。国家戦略特区諮問会議で改革を、さらに進めていきたい、前進させていきたいと思います。

(略-「改革なくして成長なし」(小泉)を思い出した→総理在任日数が小泉を超えた(5年)→阪神鳥谷は連続出場13年という話)

 小泉改革といえば、反対する人はすべて、抵抗勢力。一切の妥協を許さず、既得権益に切り込み、最後は解散総選挙に打ってでる。そのおかげで、最近まで構造改革への目立った抵抗はなりを潜め、非常にやりやすくなっていたのは事実でありますが、しかし、この国会では、抵抗勢力の亡霊が再び息を吹きかえすのではないのか、強い危機感を抱きます。

 民進党が国家戦略特区の制度自体を軽視する考案を国会に提出しました。これは驚きましたね。そもそも獣医学部の新設は今治市が加計学園の事業主体として、長年要望してきたものですが、自民党政権下で対応不能、対応不可としていたものをですね、すみやかに検討へと格上げしたのは、この鳩山政権。これは民主党政権なんです。国家戦略特区をつくる法案にも民進党は衆院では賛成しました。にもかかわらず政権批判に利用できるとみると、手のひらを返す。挙げ句の果てには、規制改革の突破口である特区制度自体を否定する。あれだけ、政治主導の改革を訴えていた民進党が抵抗勢力の側にまわり、既得権と手を結んでしまったとすれば、本当に残念でなりません。
 しかし、私は抵抗勢力には絶対に屈しない。これからも、いや、これまで以上に、私は先頭にたって、ドリルの刃となってあらゆる岩盤規制を打ち破る。その決意を新たにいたしております。




2、今国会と疑惑の説明

産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(4)】「国会でどんな罵声を浴びようとも、へこたれたらいけない」
 それにしても、この国会は政権奪還後、5回目の通常国会ではありましたが、これほど政策とは関係のない議論ばかりに審議時間がさかれた国会は初めてでありました。これについては、国民のみなさんに大変申し訳なく、私自身が深く反省しなくてはと思っております。

産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(5)】「売り言葉に買い言葉ではなく、常に冷静に丁寧に」
 実際、「印象操作」のような議論がされると、つい強い口調で反論してしまう。しかし、そういう私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまった。
 孔子のような「六十にして耳順う」という境地にはなかなか、私は63歳を迎えるわけですが、なかなか達しません。国家戦略特区をめぐる文書の調査においても、対応が二転三転し、国民の皆様の、政府への不信を招く結果となったことは率直に認めなければなりません。「信なくば立たず」であります。あの3年3カ月、厳しい野党生活の中、私たちは身をもって学びました。築城3年、落城1日。おごりや緩みがあれば国民の信頼は一瞬で失われてしまいます。
 そのことをもう一度深く胸に刻み、何か指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たして参ります今後も疑念が示されれば政府として担当大臣を筆頭に積極的に情報を公開し、しっかりと説明する責任を全うします。私も国民の皆さんから信頼を得られるよう、野党の挑発に対し、売り言葉に買い言葉ではなく、常に冷静に一つ一つ丁寧に、説明する努力を重ねていきたいと思っております。




この他、(1)アベノミクスと、(2)憲法改正関連が主な主題で、それについては以下をご覧ください。
(1)アベノミクス
 産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(5)】「売り言葉に買い言葉ではなく、常に冷静に丁寧に」
 産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(6)】「働き方改革は企業の人材戦略、成長戦略の中核」
(2)憲法改正関連
 産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(7)】「教育の重要性を確認すべきとき。国の未来を語るものは憲法だ」
 産経「【安倍晋三首相 神戸正論講演詳報(8)】「国民に憲法改正の決定権を行使させない国会議員は責任放棄のそしりを免れない」

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尾張おっぺけぺー

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森友・加計問題に関する安倍答弁を文字起こし。
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加計学園に関連する国家戦略特区の議事録(議事要旨)も網羅。
文科省文書も掲載。
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