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7月7日 山本幸三内閣府特命担当大臣記者会見


目次
 1、4条件と挙証責任論
 2、「広域的に」の経緯
 3、京産大と4条件





2017年7月7日 山本幸三内閣府特命担当大臣閣議後記者会見1


1、4条件と挙証責任論

記者
「えー、朝日新聞の星野です、よろしくお願いします。
獣医学部の新設についてお伺いします。大臣、この間の会見で、4条件クリアされているというふうにおっしゃられましたけども、それぞれ4つの条件をどのようにクリアされているのか、具体的に御説明いただけますでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「4条件クリアしているというのは、基本的には、挙証責任は文科省の方にあるわけ、規制監督省庁がやるわけであります。
えー、あの、4条件、えー、ちょっと今日は、あの、えー、その、(聞き取れず)を持って来てないので完全にできませんけども。いずれやりたい、ま、公開でもなんでもやりますが。
まず、あの、既存のところで、ま、4条件といっても、きちっと整理されている条件ではないんですね。基本的に言えば、既存のところでできていないか、あるいは新しい需要に対応できるかというところがポイントなんですけれども。
『既存の大学の構想ではない』ということについては、新しい先端ライフサイエンス分野、の人材を作るんだと、あるいは国際的にも通用するような獣医学業務に対応するような人材を作るんだというと、ころが新しい提案でありますし。
それを作るためには、先端ライフサイエンス分野というのは創薬分野を念頭に置いているわけでありますけれども。ま、その分野では、実験動物として、えー、豚とか、場合によっては猿とか、あるいは馬、牛、そういう中大型動物を実験動物として使うような施設、そして、えー、そうした、教育環境、ができていないと駄目なので、これは今の既存のものにはありません。したがって、新しい既存の大学ではない提案であるし、そういう新しい分野に対する取組であるというように理解しています。
で、また、あのー、『新しい需要』というところについては、今申し上げた先端ライフサイエンスの分野、これはもう喫緊の課題だということで、そういう製薬業界から、是非そういう人材を養成するように作ってくれと、自分たちには大変不足しているという要望書も出ております。
それから、水際対策ですね。BSEあるいは動物由来の感染症、そういうものに対して、水際対策をやる分野の、おー、人材が不足しているし偏在していると、そういうことに対応する。特に、地域によってはそういうものが足りないということが明らかであるというようなことが基本的にきっちり言えるというように思っています。」

記者
「朝日新聞の星野です。関連でお伺いします。
これまでの国会のやりとりの中で、文科省の義家副大臣、先程、大臣おっしゃられた『挙証責任は文科省にある』ということなんですが、義家副大臣の方は、『内閣府において一義的に説明されるべきもの』というふうな答弁をされています。また農水省の礒崎副大臣も『新たな先端ライフサイエンスの需要については、農水省は具体的な知見を持っていないので、それは内閣府での判断を我々は前提でしている』というふうに言っています。農水省も文科省も両方とも立証責任は内閣府にありというふうに言っていると思うんですが、これについて如何お考えでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「それは国家戦略特区の基本方針を理解していない話だというふうに思います。
閣議、閣議了解した国家戦略特区の基本方針においてははっきりと、規制監督省庁において、えー、規制や制度見直しが正当でないと判断される場合には、あー、その理由をですね、適正に、説明しなければならないときちっと書いてあるわけであります。
これが、結果、戦略特区を進めるときの最大のやり方のポイントでありましてですね、そうでなければ、規制監督省庁がそのことを正当であると説明できなければ規制改革は何も外すことはできませんからね。それができなければ負けです。」

記者
「文科省と農水省両副大臣の言っていることは、基本方針を理解されていないということなんですけれども、そうなると、彼らの答弁は正しくないという理解でよろしいんでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「いや、あのー、まあ、そこは正しいか正しくないかは私が判断するところではありませんけれども。
当然ワーキンググループ等でやり合っている中では、きちっと、そういう話をしているわけであります。えー、したがって、ワーキンググループ、2000年6月のやつと最終的に2016年9月16日のワーキンググループで勝負が付いたわけでありますけれども、それを見れば、文科省が事情を説明してくれみたいな話をしたら、それは挙証責任の転換ではないかと。ちゃんと民間議員から指摘されているわけですよ。そこで何も言えなくなっちゃって、勝負ありと、そういうことです。」

記者
「すいません、関連して。朝日新聞の星野です。
そのヒアリングですね、省庁ヒアリングの方を私も見ているんですけども、文科省の方は相当抵抗、反論しているように伺えます。
先程大臣おっしゃったように、八田座長や本間さん等は、まあ、その挙証責任は文科省にあるんだというのと同時に、市場原理で考えるべきなんだと、いうふうなやりとりになっていて、言いっ放しで終わっているような印象の方が逆に強いんですけども、その辺はちゃんと説明、文科省の方は納得できているという皆さんの理解なんでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「いや、そう思いますよ。だって、基本方針がそういうふうに決まっているんですから。
そこで、改めて基本方針は、挙証責任は監督官庁にあるんですよと言って、監督官庁が、それをきちっと反論できなければ、その規制は、正に正当ではないということを認めたということでしょう。」



2、「広域的に」の経緯

記者
「東京新聞の中澤と申します。
あの獣医学部の関係で、毎回聞いていますけども。
『広域的に』という限定条件を加えるに当たって、農水省や文科省とのやりとり、若しくは内閣府内部での検討に関する議事録とかやりとりの文書というのは、そういうのは作成されているんでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「あの、そういう、会議録はありません。」

記者
「そういう場合じゃあ、どうやって透明性が担保されているというふうに言えるんでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「透明性が担保されている、それは何度も御説明しているように、それまでの文科省、まあ、関係者間の間のやりとりですね、特に文科省とのやりとりの中で、えー、やっぱり、例えば市町村とか都道府県を外れれば、すぐできるんですかというような話について、危惧する面があって、そして、やっぱりその辺は獣医師会との、調整が、非常に必要ですよというような指摘を受けてですね、ああ、そうかと、そこはもう少し広域的にというように考えた方が、あー、そうした意味での、納得を得られやすいと最終的に私が判断して、そこへ入れろと、そうしろと。そうしたら、ある意味で、えー、少しそういう懸念に対して答えられるんじゃはないかというように判断して指示したわけでありまして。
そこのところは私なりに、政治家ですから、獣医師会との間でどの辺が落としどころになるかなというところを探っているわけでありましてね。それでいこうというように判断したわけであります。」

記者
「東京新聞の中澤です。
先程の説明は毎回聞いているんですけれども、やっぱりその後にいろんな新しいメールの文書が出てきたりとかしてですね、なかなか国民の方も疑問が晴れないと思うんですけれども。そういったものについて、その、じゃあ文科省から出してきた文書がどういうもので、それに対して内閣府はどういうふうな文書を返したとかという、そういう文書はあると思うんですけど、それを公表しないのはなぜですか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「いやいや、そういう文書というのは、内閣府が最初に提案を出して、で、それについて、それ以前からも言われていた話も改めて強調されて、言ってきて、分かったと、では、それについては、ここをこう入れろと、それで、えー、落ち着かせようということで打ち返して、それを文科省も、じゃあ、これで結構ですという話になったわけですから。そして、原案ができて、えー、諮問会議できちっとその文章で出しているわけですから、極めて透明性は確保されていると私は思いますよ。」

記者
「そこのところは、その大臣は納得されていると思うんですけども、周りの国民であったり我々であったりというところは、そこの水面下のところが全く見えないわけですね。
確かに諮問会議とかワーキンググループは議事要旨が公開されていますけども、こういった『広域的な』という条件であったり『1校に限る』というところは、全く諮問会議の議事録でも出てこないわけですね。決まったものが出されて、はい、そこで決定しますというだけで。
そこが透明性がその議事録を読めばいいという、そこが決まった経緯というのが分からないので、皆、国民の方は疑問が残ったままだと思うんですけども。
そこに対して、じゃあ山本大臣は、説明責任を今まで果たしたというふうに思っているんでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「十分果たしているんじゃないですか。
会議録は取っていませんからありません。ある意味で言うと、うちの国家戦略のスタッフというのはそんな多くいるわけではありませんから、常に会議録を全部作っているわけではありません。しかも、急ぎながら、えー、短いタイミングの中でやりとりをする中でやっているわけで、そこは私が口頭で指示して、そこで書けと言ってやったわけですから。
それについて何度も説明しているわけで、十分説明責任を果たしていると私は思いますけどね。」

記者
「東京新聞の中澤です。
今の状況で内閣府なり山本大臣が説明しても、国民がまだ納得できていないとか疑問が残っているというのは、じゃあ、国民の方が理解できていないというか十分分かってくれていないという国民の理解不足が原因だというふうに思っていらっしゃいますでしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「いやいや、そんな、そんなふうなことを言っているつもりはありません。
私としては、実際に起こったことについてきちっとこういう経緯でしたよと、いうことを丁寧に説明しているわけでありまして。あー、そういう意味では、あー、まあ、今後については、そういう重要な交渉について経緯を残せっていう、一つのあれになったかもしれませんが。今回のときは、あの短い時間の中で議案を詰めていった状況ですからね、そこはもう私はこういうふうにしましたという説明以上のことはできないわけですね。えー、会議録を取っているわけではないですから。もう本当に短いタイミングでばっと決めていくわけですからね。
その意味では、私の説明で、えー、最大限、あのー、経緯を、十分説明しているというふうにしか言えませんけど。
まあ、今後については一つの検討課題にしたいと思います。」





2017年7月7日 山本幸三内閣府特命担当大臣閣議後記者会見2


3、京産大と4条件

記者
「えーすいません、朝日新聞の星野です。
もう一度、4条件を一つお伺いします。京産大は4条件をクリアされていると思いますか、京産大の提案は。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「まあ、あのー、新しい分野でやろうというところは、できていると思いますね、先端的ライフサイエンスを一生懸命やりたいと、いう意味で。
そしてまた、豚を使ったこともやろうと言っていますので、まあ、私は、ある程度クリアできているというように思いますよ。」

記者
「ある程度超えているということなんですが、今、豚の話がありましたけど、京産大はかなり豚を使った研究の方をアピールしていまして、さらに、先端ライフサイエンスもiPS細胞、水際対策、大臣、地域に足りないところというふうにおっしゃいましたけれども、北近畿では一度鳥インフルが発生しており、なおかつ大陸に近い日本海に面している。あと、水鳥がいっぱい来る琵琶湖が近くにあるという意味ではですね、加計学園と京産大を比較したときに共にクリアしているんだとしたら、京産大もかなり有力な提案なんだろうと思うんですけれども、それについて改めて如何でしょうか。」

山本幸三(内閣府特命担当大臣)
「ええ。いや、結構有力だと思いますが。そこは、あのー、比較したときの問題としては、えー、教員の数とかですね、そこがはっきりしない。あるいは地域との連携についてきちっと総合戦略に乗っかってやっているわけではない。また、あー、他県との連携等が十分ではないと。そういうようなこともあります。
それから、あのー、これは私は少し個人的にチェックしたんですけれども、あの、資金的なですね、計画、ここもちょっとはっきりしていないと、そういうこともありましたので、そこは、ありますが。
あのー、いわゆる4条件自体という点については、クリアしていると考えても私は問題ないというふうに思っています。」




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尾張おっぺけぺー

Author:尾張おっぺけぺー
森友・加計問題に関する安倍答弁を文字起こし。
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加計学園に関連する国家戦略特区の議事録(議事要旨)も網羅。
文科省文書も掲載。
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