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3月1日 参院予算委員会 小池晃5(安倍答弁45-47)


3月1日 参院予算委員会 小池晃4(安倍答弁43-44)」の続きです。
これで小池質疑は最後になりますが、世間ではほとんど注目されませんでしたが、いくつか重要なやりとりがあったと私はおもっています。


安倍森友答弁45

 パンフレットにも使われて利用されてきたことで、責任はないか?→安倍、関っていない、影響はない
 



小池晃
「このパンフレットを今日パネルにしましたけれども、この最初のページには、写真入りで、「名誉校長安倍昭恵先生 安倍晋三内閣 総理大臣夫人」、「籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させていただきました。」というふうに書いてあるんですね。
私は、二月二十四日に、総理の、突如として籠池氏に対する評価が、そう簡単に引き下がらない、非常にしつこい方というふうに急変するまでは*1、私の考え方に非常に共鳴している方だというふうに言ってきた*2。
名誉校長としてパンフレットにもこうやって紹介され、学校案内の巻頭に載せられてきた。これが国有地の払下げなどに全く影響がなかったと言えるでしょうか。
 総理は、二月二十四日の衆議院の予算委員会で、民進党の今井雅人衆議院議員から、総理大臣の夫人が校長になりましたということで、名前を使って何とかこっちにしてくれないかということ、可能性があるんじゃないかと質問されて、こう言っています。理財局、航空局に対して、安倍昭恵名誉会長ということを前面に出したのかどうかということもあるんだろう。実態として妻が名誉校長であったこと、これは事実でもありますから、それを示しながらということは一概にはないとは言えないと*3。認めているわけですね。
 これは、だとすればですよ、この国有地の払下げがもしも不当なものだったとすればですよ、これは、もしそうだとすればですよ、総理夫妻の政治的、道義的責任というのは免れないのではないですか。」


※この小池質疑で引用されている過去の安倍答弁はこちら
*1「非常にしつこい方」は 「2月24日1 衆議院予算委員会1 福島伸享(安倍答弁3~7) - 森友問題安倍答弁」の安倍森友答弁5参照
*2「非常に共鳴している方」は「2月17日 衆院予算委員会(安倍答弁1,2) - 森友問題安倍答弁」の安倍森友答弁1参照
*3「2月24日1 衆議院予算委員会3 今井雅人2(安倍答弁10-13) - 森友問題安倍答弁」の安倍森友答弁12、13参照

  

安倍晋三
「もう一度、私、その今井さんとのやり取りを調べさせていただきたいと思いますが、私が申し上げたのは、言わばそれは、名誉校長ということで使ったかもしれないとちょっと言ったかどうかって私は覚えていませんけれども、その上において、それは前もって示していただかなければ、私はちゃんと正確にはお答えをしようがないわけでありますが。
いずれにせよですね、いずれにせよ、これは、例えば小池さん、この、安倍昭恵幼稚園と書いてあればですね、理財局が恐れ入りましたといって安くするんですか。そんなことあり得ないですよね。あり得ないですよ
でー、じゃ、事実、じゃ、事実ですね、事実、安倍昭恵とか私本人が頼んでいれば、頼んでいたってそんなことにはならないんですから
で、それが関係があるんであれば、例えば理財局からどういう御関係なんでしょうかということを言ってきますよ。
そんなこと全く、全くないわけでありますから、ですから、それをですね、まさにそれかなり私は印象操作だと思いますよ。ま、まるで私の妻がですね、その、おー、値引きに関わっていたかのごとくのですね、言動は是非やめていただきたいと、このように思います。」

小池晃
「だから、もしもこの取引が不当であれば、不当なものであれば道義的責任は問われるでしょうと言っているんです。」

安倍晋三
「その仮定の質問にはお答えできません。
かつですね、かつ、その今井氏とのやり取りについては、私はどういうやり取りだったかもう一回ちゃんと見てみなければお答えできませんよ。小池さんを私は信用しないわけではありませんが、しかしそこは慎重なんですよ。今井さんがどういう質問をして、私がどう答えたかということを見なければいけないわけでありますが。
 いずれにせよですね、いずれにせよ、それは、籠池さんがどういう行動を取っていたのかはこれは分からないわけでありますが、分からないわけでありますが、しかし、いずれにせよ、家内が、また私がこの取引に関わっていないことについては申し上げたとおりでありますから、関わっていたというのであれば、それはちゃんと証拠を示していただきたいと思います。

小池晃
「それは、解明しようと言っているので、私は関わったとは一言も言っていないでしょう。それが解明されるべき課題でしょうと。もしそれが解明されれば、それは責任を問われるでしょうと私は言っている。」



安倍森友答弁46

 教育方針のどこを素晴らしいと思ったのか?
  ①見せられたもの(パンフレット?日報?通信?)
   →しつけ、伝統文化・日本の歴史を大切にする
  ②妻・昭恵から、教育熱心な人と聞いた



小池晃
「道義的責任はそこにとどまらないと私は思うんです。先ほど総理は、一幼稚園の、どう関わってもそれは関係ないじゃないかとおっしゃったけれども、この幼稚園の教育方針、これ大問題になっているわけですよ。だから、そこに総理なり総理夫人がどう関わってきたかというのは、これは重大な問題だから私は言っているわけですよ。
 安倍昭恵さんは二〇一五年九月五日の塚本幼稚園の講演でこう言っているんです。籠池園長、副園長の熱い熱い思いを聞いて、この瑞穂の国記念小学院で何か私も役に立てればいいなと思っていた、こちらの教育方針は大変主人もすばらしいと思っていたと言っているわけですね。一体この学校の教育方針のどこがすばらしいとこのとき総理は思っていらっしゃったのか。」


安倍晋三 ((1)、(2)は私が入れたもの)
「だから、先ほど申し上げたとおり、(1)私は見せられたものを見て、しつけをしっかりする、あるいは伝統や文化を大切にする、日本の歴史等についてもしっかりと大切にしていきたいということを言っていたということでありまして、(2)妻も大変教育に非常に情熱を持った人だという話をしておりましたから、私は、会ってはいないけれども、そういうことを申し上げた
 と同時に、今、私が関わっていたかどうかと、私が言わば取引に関わっていたかどうかということをこれを調べなければ、調べなければいけないということも おっしゃったわけでありますが、それはもう、これは私はないと、ないというふうに言っているわけでございます。政治家がどうこうということについては、不当な働きかけはなかったということを私は局長から聞いているということは申し上げたとおりであります。」


小池晃
「私は、だから総理が関わったって断言なんか一切していないじゃないですか。慎重に私、物を申し上げているつもりですよ。印象操作をしているのは総理の方だと申し上げておきたいと思います。」


※この答弁の注目点
 安倍さんは、これまでの答弁では塚本幼稚園のどこを評価したのかという問題について、「しつけをしっかりする」ということしか言ってきていませんでした。
 この答弁で、はじめて、「伝統や文化を大切にする、日本の歴史等についてもしっかりと大切にしていきたい」という「思想性」を評価していたことがわかります。彼はこの幼稚園のそういう側面を知っていた、知って、評価していたと言えるのではないでしょうか。




安倍森友答弁47



小池晃
「その上で、その上で、じゃ、お聞きしますけれども、じゃ、今ではこのすばらしいというふうにおっしゃっていたことは間違っていたというふうにおっしゃいますか。」

安倍晋三
「今、私学の方針について、私は間違っていたかどうかということを総理大臣として言う立場にはないわけであり まして、これはまさに、これはこの法人を認める権限を持っているこれは大阪府が判断することであると、また最終的には文科省も判断することであると、この ように思います。」

小池晃
「私、これで終わりにします。
 驚くべきことだと思いますよ。ああいう教育、あれ教育ですか。トイレに決まった時間しか行かせない。漏らしてしまったうんちをそのまま持ち帰らせる。これ、しつけでも何でもないですよ。虐待行為で人権侵害ですよ。
 それから、二年前の運動会で園児にこんな宣誓をさせた。日本がほかの国々に負けぬよう、尖閣列島、竹島、北方領土を守り、日本を悪者として扱っている中 国、韓国が心を改め、歴史教科書でうそを教えないようお願いいたします、安倍首相頑張れ、安倍首相頑張れ、安保法案国会通過よかったですと。(発言する者 あり)今自民党席からすばらしいという声が上がった、正しいという声が上がった。ヘイトスピーチに属するような話じゃないですか、これは。これが正しいと いうのが今の自民党なんですよ。全くふざけた話だ。さすがにこれ、総理だってこれは適切でないというふうに認めたじゃないですか。こういうふうに園児に宣 誓させることは適切でないというふうに総理だって認めたでしょう。
 まさに、しかも、このパンフレットにも書いてある教育方針の冒頭にあるのは、教育勅語を素読すると。教育勅語は……(発言する者あり)今閣僚席からいい じゃないかという声が上がったけど、一九四八年に、衆議院では排除に関する決議、参議院では失効確認に関する決議が上げられている。それを賛美する教育の どこがすばらしいのかと。安倍昭恵氏が言っているように、この教育方針を総理はすばらしいというふうに評価をしてきた、これは事実としてあるわけですよ。
 昭恵夫人の講演を聞いた保護者の感想が「おかあさん新聞」で紹介されています。日本一の幼稚園とおっしゃってくださり心より感謝、この幼稚園のすごさを実感しました。誰がどう見ても広告塔ではありませんか。
 まさに総理夫人の、夫妻の、夫妻のですよ、この問題、こういう、今ではあれだけ批判を浴びている教育内容を賛美してきた。少なくとも保護者の皆さんは、 総理夫人がここまで来て講演までしてくれるすばらしい幼稚園なんだというふうに受け止めている。このことの道義的な責任は免れないんじゃないですか。これ も責任が全くないとおっしゃいますか。」

安倍晋三
「教育方針については今私は申し上げる立場にはないわけでありますから、認可をされているわけでありますから、言わば認可の責任は、これは言わば認可した大阪府があるということではないかと思いますし、教育内容について、私が私学の教育内容について云々する、 また意見を申し上げる立場にはないわけであります。」

小池晃
「私の質問に答えていないですよ。私はそんなこと言っていないですよ。
 総理が、これだけの問題を抱えた、総理自身も適切でないというふうにおっしゃったじゃないですか、そういったところをすばらしいと一度は言い、そして夫人は何度も講演に訪れた。保護者は皆さん、それでこれはいい幼稚園なんだというふうになっている。そして今、小学校も、これが宣伝材料にされて、学校案内に出されているわけでしょう。そのことの道義的な責任というのは免れないんじゃないですかと。これぐらいは認めていただきたいと思います。」

安倍晋三
「私が申し上げたのは、安倍晋三頑張れ、頑張れということについては、別に私はそんなことを言ってもらいたいとは更々思わないと、こういうふうに申し上げたわけでございます。
 そして、教育方針自体については、これはまさに教育の、これは私学の方針についてでありますから私は答える立場にはないわけでありまして、方針についてもし御質問があるのであれば文科大臣からお答えをさせていただきたいと思います。」

小池晃
「全く答えていないですよ。私はそんなこと言っていない。この学校の教育方針がどうだこうだと言っているんじゃない。これを持ち上げてきたというのは事実でしょうと、そのことに対して道義的な責任はないんですかと、こう聞いているんですよ。もう一回答えてください。」

安倍晋三
「持ち上げたとか駄目だとかいうことをおっしゃっていますが、ですから、私は今総理大臣として答弁をする立場 であって、言わば私がここで申し上げることができるのは、まさにこれはこの教育方針がどういう方針であったかということの評価を言っているわけでありまして、その評価の上に道義的責任があるかないかということになるわけでございますから、お答えのしようがないわけでございます。」

小池晃
「私は本当に苦しい答弁だと思いますよ、これ。これ、やっぱりどう考えたって道義的な責任ありますよ。これが宣伝、広告塔になって、子供たち、あるいはお母さんたち、お父さんたち。その責任ぐらい認めるべきだと。
 もうこれ、あした続き、明日の九時から続きをやらせていただきますので、よろしくお願いします。
 終わります。」(拍手)


次は翌、3月2日の参議院予算委員会となります。
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