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5月26日 山本有二農林水産大臣会見





記者
「昨日、前の文科省の事務次官の前川さんが会見を開きました。その中で農水省についても述べていらっしゃって、前川さんがですね、結局、農水省が将来需要を、獣医師の需要を示してくれなかった、責任ある省庁の役割を果たしていなかった、とも述べてですね、さらに人材需要がないという結論になることもある。そういう結論を出すわけにいかないから、逃げたのかもしれないと。こういうふうにおっしゃってますけれども、この指摘について、大臣はどのようにお考えですか。」

山本有二
「逆にこちらから申し上げれば、意見を聞くといっておいでで、そんなに熱心に意見を聞いていただいたかなというように、こちら側としては思ってまして、私としては、大学設置の話ですから、もっと真剣にやっていただきたいなという、前川さんに対してはですね、そんなイメージだったですね、あの会見ぶりをお伺いすると。
私どもとしては、畜産業と産業動物医の関係というのは密接不可分ですので、産業動物医、公務員獣医師がいなかった地区は、やっぱり飼養頭数が伸びないわけですよね。病気になったときの危険性・リスクを負いきれないものですから、経営体が。ですから、その意味で何とかして世界に負けない畜産業・酪農を推進する人的基盤の一番ですから、そういう意味で私どもは獣医師さんに頑張ってもらいたいということは終始一貫備えているものの考え方でございますので、足りないということがないようにしていただきたいというようにひたすら思っております。ですから、大学のあり方と獣医さんの偏在の問題を、全体的に需給がバランスしていれば、後はあなた方の問題というように区分けされると、府省庁間連携しながらという言葉とは裏腹じゃないかなという気がしますけれどね。」

記者
「大臣、足りないということがないように、ひたすら思っていらっしゃると。そもそも農水省としてのスタンスなんですけれども、全体としての需給は足りているというふうにおっしゃる中で、一方で新学部設置というのを了とされたと。
そもそもとして、農水省は将来の人材需要の見通しについて、具体的にどういうデータを持ってらっしゃるのでしょうか。」

山本有二
「将来のデータとしましては、獣医さんの産業動物医に従事される方々の人数、公務員としての獣医さんの雇用の実態、そういったものを正確に把握しているつもりでございますし、計画もさせていただいておりますし、将来、公務員さんの場合は退職者の数も大体分かっております。
畜産協会がそうした需給バランスについて、逼迫感を感じて、また、危機感を感じて、それで修学資金の援助をするという制度を持っていらっしゃるわけでありまして、ここまで独自に畜産協会という方々があえて育成をしようというのは、文科省も御存知いただいているのではないかというように期待をしておったのですけれども、さっきのお話であると、需給について伝えてもらっていないという、それは私どもとしては心外な話だろうというように思っています。」

記者
「前川さんの話だと、いわゆる需給について具体的なデータとして将来何人ぐらい不足するから、何人ぐらいを。」

山本有二
「これはもう全国で集計されて、計画の中に各都道府県から聴取(獣医療法に基づく都道府県計画における産業動物獣医師の確保目標)してますので、既にデータとしてお示ししてます。」

記者
「そのデータというのは、何人ぐらいが何年に足りなくなるというものなんですか。」

山本有二
「簡単に言うと、高知県とかで30人ぐらい足りないわけですから、そうすると四国で100人か200人か足りない。さらに、もっと畜産が盛んなところ、北海道あるいは九州、もっと足りないでしょうね。」

記者
「今治市に定員160人の学部ができるというのは、大臣としては、人数に対しては妥当性があると思われますか。」

山本有二
「産業動物医に従事していただける、そういう期待感はあるものの、職業選択の自由もございますので、必ずしも一般のペットの診療にあたる方々と産業動物医になっていただく方々を何か160名定員で区分けしたり誘導したりすることはなかなかし難いところでありますので、簡単には申し上げにくいわけであります。
しかし、この1月4日ですかね、大学の設置審への申請の中で(正しくは1月12日の今治市分科会の応募者提出資料の中で)、160のうち何名かが地元優先枠というようなこともあるわけですから、工夫されていると。大学を設置するに当たって産業動物医になっていただきたいという工夫をされているというようなイメージがありました。
ですから、逆にこちらとしては、文科省の皆さんに、そうした連携をとっていけば、私ども畜産を預かる、これから成長産業の真ん中にいていただかなければならん、そういう農業、こういったものの人的基盤が整備されるかなというように思っておりますが、何か最初から少し何となくかみ合いが悪かったというのは、今現状、前川さんの御言葉や等々で思っておりますんで、これからもし、遅ればせながらそういう議論がお互いにでできればいいなという気はしております。」

記者
「一番最初におっしゃった、熱心に聞いてくれなかったというのは、農水省がこう言ったときに、農水省の要望の中で文科省が聞いてくれなかったというのは、どの部分のことを大臣言ってらっしゃるのですか。」

山本有二
「私の単なる印象ですけど、事務方からの報告を聞くと、需給は整っているなという確認だけ以外に関心を示していただけなかったという、そういうことですね。」

記者
「文科省からしたら、需給が不足しているというのが、そもそも新学部作る大前提で必要だと思うんですけれども、そういうことは求められなかったんですか。そういう具体的なデータで、獣医師が不足しているなどの具体的なデータを示して欲しいというようなことは。」

山本有二
「求めておられないと、そのときは感じましたが、実際に事務方がやりとりしたペーパーの内容、資料については確認してませんので、何とも言えませんが、これからしっかりやっていきたいなという、ひたすらそう思っています。」


記者
「今の関連で1点。文科省が熱心に聞いていただけないという話でしたけれども、内閣府とかですね、そういった当事者については熱心に聞いていただいたんですが。」

山本有二
「それはもう会議がありましたので、内閣府の所管の国家戦略会議がございましたので、私が直接細かくそこは述べさせていただきました。」





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