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番外編 3月14日 稲田答弁撤回経緯概観1

先を急いだほうがいいとは思いつつも、焦る気持ちとは別に、ここで3月14日の稲田答弁撤回が出てきたので、稲田答弁撤回までの経緯をざっと拾ってみます。

稲田答弁撤回は前回の「3月14日 衆院本会議1 升田世喜男1(安倍答弁82)」ですが、それに至るまでの、稲田答弁をいくつか拾い上げてみます(網羅性はありません)。
取り上げるのは、稲田朋美氏と、森友学園の関係に関するもので、セットで登場する教育勅語に関する部分は扱いません。

今回は複数の日を扱いますので、目次を作り、そちらを先に紹介します。

1、答弁撤回前
 2月23日衆議院予算委員会第一分科会
  大西健介(民進)議員の質疑と稲田答弁
  辻元清美(民進)議員の質疑と稲田答弁
 3月6日参議院予算委員会
  福山哲郎(民進)議員の質疑と稲田答弁
 3月8日参議院予算委員会
  小西洋之(民進)議員の質疑と稲田答弁
  福島みずほ(社民)議員の質疑と稲田答弁
 3月13日参議院予算委員会
  小川敏夫(民進)議員の質疑と稲田答弁
2、3月14日 答弁撤回
 参議院本会議での稲田答弁
 参議院予算委員会、風間直樹(民進)議員の質疑と稲田答弁



2月23日衆議院予算委員会第一分科会

大西健介(民進)議員の質疑と稲田答弁

稲田答弁1
 籠池氏と面識はある、10年ほど会っていない
 谷口雅春先生を学ぶ会、日本会議を通じて面識があったのか?
  →日本会議の活動で、面識があった?



大西健介
「では、ちなみに、この籠池さんと大臣は御面識がありますでしょうか。いかがでしょうか。」

稲田朋美
私、籠池泰典さんと面識はございますが、ここ十年ほどお会いはいたしておりません。」

大西健介
「今、大臣からは面識があるというお答えがありましたけれども、籠池さんは、「谷口雅春先生を学ぶ」という機関誌に、籠池氏が園長を務める塚本幼稚園の副園長で夫人の諄子氏がインタビュー記事を載せていたり、あるいは、塚本幼稚園を会場にした、この谷口雅春先生を学ぶ会の講演会の告知が載っていたりします。
また、籠池氏は過去に、日本会議大阪代表、運営委員という肩書でテレビのインタビューに答えておられます。
一方で、稲田大臣は、二〇一二年の四月三十日、谷口雅春先生を学ぶ会主催の会で講演をされています。また、大臣は、日本会議国会議員懇談会の役員もされておりますけれども、今、面識があるということでありますけれども、それは、この谷口雅春先生を学ぶ会だとか日本会議を通して面識があるということでございましょうか。」

稲田朋美
「谷口雅春先生を学ぶ会で講演をした記憶はありますが、その際に籠池氏とお会いをした記憶はありません。
 また、日本会議の活動を籠池さんがされているとすれば、そういった機会に会ったことがあるという面識でございます。」

大西健介
「今、日本会議の関係で会ったことがあるかもしれないというような御答弁でしたけれども、最初に御答弁いただいた、十年 は会っていないということですけれども面識があるということは、どういうおつき合いというか、一回だけ会ったことがあるのか、それとも複数回お会いになっ たのか、どういう関係でお会いになったのか、お答えいただけますでしょうか。」

稲田朋美
面識があるかないかといえば、面識があります。ここ十年ぐらいはお会いした記憶がない
 では、何で会ったのかというと、多分、日本会議の、今委員が御指摘になったので、そういうときに会ったのか、または、私も政治家になる前に裁判をやって おりました、そこにまた支援者もいらっしゃいましたので、そういった機会に、そもそも大阪で弁護士もしておりましたから、お会いしたのか
 どういった機会かということは定かではありませんけれども、面識はあるということでございます。」



稲田答弁2

 稲田龍示と籠池氏との関係
  →「面識はあったかもわかりません」「関係があるかは承知していない」



大西健介
「今、大臣の御答弁の中で、大阪で弁護士をされていたということですけれども、この学校も大阪にあって、大臣の御主人も、大阪の弁護士法人、光明会という弁護士法人で弁護士として活動されていますけれども、御主人と籠池氏がおつき合いがあったということもあるんでしょうか。」

稲田朋美
面識はあったかもわかりません、もちろん。私も活動しているときに、主人が私の講演に来るということもありますから。しかしながら、夫と籠池氏が関係があるかどうか、それは承知いたしておりません。」


稲田答弁3
 塚本幼稚園のことは以前から知っていたのか→聞いたことがある程度



大西健介
「ちなみに、森友学園、さっき被害者の会云々という話をしましたけれども、昨年の十二月、ロイター通信が、大阪に戦前教育を行う幼稚園、園児が教育勅語を唱えるというような動画配信をされております。あるいは、少し前ですけれども、産経新聞もこの幼稚園を特集していて、これは二〇一五年の一月の記事ですけれども、安倍首相夫人アッキーも感涙、園児に教育勅語教える愛国幼稚園、卒園後子供たちが潰されると小学校も運営へというような記事もあるんですけれども、この塚本幼稚園のことを以前から大臣は御存じであったでしょうか。いかがでしょうか。」

稲田朋美
聞いたことはありますけれども、その程度でございます。」


稲田答弁4

 森友学園の小学校建設を以前から知っていたのか?→知らなかった



大西健介
「それでは、今もう申し上げましたけれども、この幼稚園は、せっかく幼稚園でいいことを教えても、小学校に行ってそれが潰されてしまう、だから小学校をみずからつくるんだということで、今、学校法人森友学園が、この四月の開校を目指して、瑞穂の國記念小學院という小学校を建設中なんです。今、これは土地の取引をめぐって大きな話題になっていますから、当然、今はいろいろなところでお耳に入るんでしょうけれども、こういう土地取引の問題が問題になる以前から、そういう学校が建てられるということについて大臣は御存じだったでしょうか。」

稲田朋美
全く存じ上げておりません。」

大西健介
「きょう、私は、防衛大臣の名前で籠池氏に昨年の十月に感謝状を贈られているということで、大臣と籠池氏の関係について、少し事実関係を確認させていただきました。これまでの答弁を受けて、この後、同僚議員の辻元議員からまた質問させていただきたいというふうに思います。



辻元清美(民進)議員の質疑と稲田答弁


稲田答弁5

 大西議員に対して答えた「聞いたことがある程度」の追及



辻元清美
「それではお聞きしますが、この籠池氏について、先ほど、十年ほど前からはお会いしていないけれども面識があるというお話でした。
 その中で問題になっているのが、今、この塚本幼稚園での教育内容や運営のあり方が問題があるのではないかと。
 報道もされておりますし、同じ大阪ですから、私自身そこの保護者の方々にもお目にかかったり、それから、そこでの教育の中身についても、他の都道府県の方々よりよく存じ上げていると思います。大阪では随分前からテレビなどにも放映されておりましたし、問題視されてきたんです。
 その中で、この塚本幼稚園について、大臣は先ほど(註――大西議員への答弁を指す)、聞いたことがあるというようにおっしゃったんですけれども、その程度ですか。そこで、例えば大西議員から指摘があった、教育勅語を子供たちに暗記させて唱和させるとか、そういうことは、中身は御存じなかったんですか。」

稲田朋美
その塚本幼稚園で教育勅語を子供たちに暗唱させているという話を聞いたことがあるということでございます。」

辻元清美
それはいつごろでしょうか。」

稲田朋美
定かな記憶はありません。」

辻元清美
「それを聞いて、大臣は、教育勅語を暗唱させている幼稚園というのは、大臣の基準でいえば評価できる幼稚園であるという基準ですか、どうですか。」

稲田朋美
評価できるというか、そうして子供たちにそういう教育をしている幼稚園なんだなというその認識です。」

辻元清美
「大臣は、ちょうど十一年前に、「WiLL」という雑誌の二〇〇六年十月号で座談会をされているんです。その中で、こういう発言があります。「教育勅語の素読をしている幼稚園が大阪にあるのですが、」とおっしゃっているわけですね。これは塚本幼稚園のことでいいですね。」

稲田朋美
「今、その文章を読んでいただいて、そこで教育勅語を暗唱している幼稚園が、素読している幼稚園がある、そして、今、塚本幼稚園はそういう幼稚園であるということですので、そこで私が指摘しているのは、多分、塚本幼稚園のことなのではないかと思います。」

辻元清美
「大臣の写真もばっちり、ちょっと今より若い。でも、私とほぼ同い年ですから、稲田大臣の方が一つ上なんですけれども。
 随分前から活発に活動されてきているわけですね。
「教育勅語の素読をしている幼稚園が大阪にあるのですが、そこを取材した新聞が文科省に問い合わせをしたら」、これは大臣の発言ですね。「教育勅語を幼稚園で教えるのは適当ではない」とコメントしたそうなんです。そこで文科省の方に、教育勅語のどこが いけないのかと問い合わせをした、聞きましたということで、えらい熱心にこの塚本幼稚園の教育勅語を教えていること、そのときの記事はこれだと思うんで す。
 これは、ちょうど二〇〇六年に、大阪の二園、もう一つ幼稚園を運営していたんですけれども、愛国心育むということで、教育勅語を暗唱させていることがわ かったということで、批判的な記事なんですね。これは同じ二〇〇六年に出ている記事なんですが、大臣、多分これをごらんになって、おっしゃっていますか ら、新聞が文科省に問い合わせをしたらコメントしたそうなんです、こう新聞記事のことを触れていますので。
 それで、塚本幼稚園が教育勅語を教えていることは悪くないんじゃないのと、わざわざ文科省に問い合わせを、塚本幼稚園を擁護するような形でしているんですが、記憶ありますか。大臣がおっしゃっているわけですね。」

稲田朋美
記憶にはありませんが、そこでインタビュー記事に答えて言っているわけですから、何らかの新聞記事を見て文科省に問い合わせをしたのでそういうことを言っているのではないかなと、今、私は思います。」

辻元清美
先ほど、聞いたことがある程度とおっしゃったんですけれども、かなり踏み込んでお話をなさっているんですね
 すると、教育勅語が適当でないのではなくて、幼稚園児に丸覚えさせる教育方法自体が適当でないという趣旨だったと文科省が逃げたんですと怒っているわけですよ、大臣は。しかし、新聞の読者は、文科省が教育勅語の内容自体に反対していると理解しますと、文科省に対して、教育勅語を丸暗記させることは現在の教育ではよくないというようなことを言っているのはけしからぬみたいなことを言っているわけです。
 先ほど私がお聞きしましたのは、大臣の価値基準では、教育勅語を現在教えるという幼稚園に感謝状を出していますけれども、後、取り消す話もあるということですからお聞きしているんです。
 そのような教育をしている幼稚園は問題だと思いますか、今の基準で言ってください。今、問題になっているわけだから、この後、ひょっとしたら、感謝状についても一般論として取り消すことがあるとおっしゃっているわけですから、教育勅語を今現在、子供に暗記させて、そして、唱和させているというのは、現代の、安倍政権の教育の基準からいって、これは問題であると思われるか、いや、いいんじゃないのと思われるか、どっちですか。」

稲田朋美
「教育勅語の中の、例えば親孝行とか、そういうことは、私は非常にいい面だと思います。そして、そこで文科省がおっしゃっている丸覚えをさせることに問題があるということに関しては、どうなのかなと思います。
 あと、いろいろな教育の自由があって、どういう教育をするかはその教育機関の自由でもあると思います、その点については。
 しかしながら、先ほど大西さんがさまざま指摘をされました。そういった点については、やはりその真偽というものは確かめていく必要があるというふうに思います。」

辻元清美
「十年たってちょっと意見が変わっているのかもしれませんけれども、十年前はこうおっしゃっていたんですね。この塚本幼稚園の教育の方針をめぐっての発言ですけれども、教育勅語は、天皇陛下が象徴するところの日本という国、民族全体のために命をかけるということだから、こうおっ しゃっていて、教育勅語の精神は取り戻すべきではないかなと思っていますと。教育の中でですよ。
 これは今も変わらないんですか、先ほどの御発言と。」

稲田朋美
「二〇〇六年ですから十年以上前のことなので、そこから比べると、自分も政治家としては成長もしていますし、いろいろな物の見方ができるようになっております。したがいまして、そこに書かれたことが今全く同じかと聞かれれば、そうではないということでございます。」



番外編 3月14日 稲田答弁撤回経緯概観2」に続きます。
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尾張おっぺけぺー

Author:尾張おっぺけぺー
森友・加計問題に関する安倍答弁を文字起こし。
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加計学園に関連する国家戦略特区の議事録(議事要旨)も網羅。
文科省文書も掲載。
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