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3月17日 答弁書:内閣衆質193第120号 辻元清美:総理夫人の活動

3.17内閣衆質一九三第一二〇号 夫人の活動



質問主意書:平成二十九年三月九日提出質問第一二〇号 辻元清美

答弁書:平成二十九年三月十七日受領答弁第一二〇号


安倍昭恵内閣総理大臣夫人の活動に関する再質問主意書

 二〇一七年三月七日に閣議決定された答弁書*1によれば、「平成二十六年十二月六日及び平成二十七年九月五日には、総理公務補助を支援する職員(以下「職員」)が安倍総理夫人に同行した。」ということであった。
 *1「3月7日 答弁書:内閣衆質193第96号 逢坂誠二」参照
関連して以下の国会答弁がある。
 〈二〇一七年三月一日、参予算委〉
 〇内閣総理大臣(安倍晋三君) 先方がどういう肩書を書いているかということまではそれは責任を持てないわけでございますが(略)。
 〈二〇一七年三月二日、参予算委〉
 〇政府参考人(土生栄二君) 私的な行為につきましては、その活動については関与しないというふうに承知しております。
 〈二〇一七年三月二日、参予算委〉
 〇内閣官房副長官(野上浩太郎君) (森友学園に随行した公務員の旅費)その旅費につきましては、総理夫人が支払われているということであります。
 〈二〇一七年三月三日、衆国交委〉
 〇土生政府参考人 職員につきましては、確認をしたところ、公費により出張した事実はないということでございます。仮に私的な行為でということにつきましては、政府としてはお答えを差し控えさせていただきたいと思います。
 〇土生政府参考人 一般論として申し上げますと、夫人の依頼によりまして、夫人側の負担によりまして国内において出張するということはあり得るものと承知しております。
 〇土生政府参考人 平成二十七年九月五日につきましては、たしか土曜日であったと思いますけれども、勤務時間外でございまして、これは職員の私的活動に関することでございますので、答弁を差し控えさせていただきたいと思います。
 〈二〇一七年三月八日、衆経産委〉
 〇土生政府参考人 職員としましては、当面の公務遂行補助活動に関する連絡調整を行うため、公務として同行をしていたということでございます。私的な活動そのものを職員がサポートするといったものではなかったものと承知をしている(略)。
 〇土生政府参考人 常時そうした連絡調整等の必要が生じているということでございますので、その時期に連絡調整等の業務が必要であれば、同行をしまして、夫人と、例えば車中あるいは空き時間等で打ち合わせをしまして、次の行動予定を決めていくということでございます。

 二〇一四年十二月六日二〇一五年九月五日塚本幼稚園における安倍昭恵総理夫人の講演について、以下、質問する。

問一 本件講演に同行した職員は何名いたか。それぞれの在勤官署、採用された官庁、常勤か非常勤かの区別、その職務内容について明らかにされたい。

答弁書
問一について
 平成二十六年十二月六日には一名の職員が、平成二十七年九月五日には二名の職員が、安倍内閣総理大臣の夫人(以下「安倍総理夫人」という。)に同行し た。これらの職員は、経済産業省(中央省庁再編以前の通商産業省を含む。)で採用された常勤の職員であり、安倍総理夫人による内閣総理大臣の公務の遂行を 補助すること(以下「総理公務補助」という。)を支援するため、内閣官房の職員として常駐している。



問二 本件講演は、安倍総理夫人の「私的な行為」と答弁されているが、同行した職員の活動は公務で間違いないか。また職員は「公務」と認識して同行したか。

答弁書
問二について
 安倍総理夫人による総理公務補助を支援する職員は、当面予定されていた安倍総理夫人による総理公務補助について、安倍総理夫人、総理公務補助の依頼等を 行った国の機関等との連絡調整を行うために公務として出張したものであり、当該職員もそのように認識していたものと承知している。



問三 本件講演に職員が同行したことは、安倍総理夫人の依頼によるもので間違いないか。その場合、「連絡調整等の業務が必要」であると誰が必要と判断し、 誰が同行を決める決裁をしたのか。また安倍総理夫人からの依頼がなかった場合は、「連絡調整等の業務が必要」であると誰が判断し、誰が決裁したのか。公務 である以上は本件講演の内容・所在地などについて政府が事前に把握していなければおかしいが、どのように把握していたのか。

問四 本件講演への職員同行を安倍総理夫人が依頼した件について
  1 本件講演に職員が同行したことが、安倍総理夫人の依頼によるものであった場合、総理夫人は「私的な活動」への支援を求めて依頼したのか。
  2 「総理公務補助」への支援が必要である場合、総理夫人の依頼を待つことなく判断されるものではないのか。

問九 本件講演は、安倍総理夫人の「私的な行為」の時間中であり、また正規の勤務時間外であった。
  しかし「常時そうした連絡調整等の必要が生じている」ということであれば、職員は安倍総理夫人の「私的な行為」の時間中であるかないか、正規の勤務時 間の内外であるかにかかわらず、連絡調整業務が発生することになると考えてよいか。その場合、電話やメールですませるのは不可能で、公費を使って同行する 必要が生じたのはいかなる理由によるものか。同行しなかった場合は、総理公務補助に支障がでたという客観的根拠を明らかにされたい。

答弁書
問三、問四の1及び2並びに問九について
 御指摘の「電話やメールですませる」及び「客観的根拠」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「本件講演」における安倍総理夫人への同 行については、安倍総理夫人による総理公務補助を支援する職員が、総理公務補助を支援すべき旨の国家公務員法(昭和二十二年法律第百二十号)第九十八条第 一項の規定に基づく職務命令を受け、安倍総理夫人の日程等の情報を得た上で、その職務を遂行する必要性を踏まえて当該職員自ら判断し、安倍総理夫人の私的 な行為に係る時間の内外、当該職員の正規の勤務時間の内外を問わず、行ったものである。同行に当たり、国家公務員等の旅費に関する法律(昭和二十五年法律 第百十四号。以下「旅費法」という。)第四条第一項に規定する旅行命令の発令に係る手続は行われなかった。
 また、御指摘の「本件講演の内容」については、安倍総理夫人の私的な行為に関するものであり、政府としてお答えする立場にない。




問四 本件講演への職員同行を安倍総理夫人が依頼した件について
  3 「総理公務補助」への支援という公務を行う職員に対し、安倍総理夫人がポケットマネーを支払う必要はなく、職員は受け取るべきではなかったのではないか。
  4 安倍総理夫人が支払った金額について、それが公務に対して負担されたものであれば、政府から安倍総理夫人に返還することはありうるか。

問五 安倍総理夫人の「私的な活動」であって、「私的な活動そのものを職員がサポートするといったものではなかった」とされる本件講演における、総理公務補助を支援する職員の職務内容について問う。
  4 同行した職員の旅費は、安倍総理夫人が負担したのか。それとも塚本幼稚園側が負担したのか。
  5 安倍昭恵氏と職員の移動手段に対する領収書は、どのような宛先となっているか。

問七 本件講演に同行した職員は、出張扱いか。その場合、公費から出張に対する宿泊費・日当・超過勤務手当等の諸手当は支払われているか。支払われている とすればいくらか。また、同行した職員に対し、本来公費から支払われるべき金額で、安倍総理夫人が支払った金額はいくらか。

問八 超過勤務手当が支給される場合、「その勤務時間につき明確に証明できるもの」(給実甲第二十八号第十六条関係第三項)の提出が定められているが、同 行した職員からはどのような書類が出されているか。また、公務である以上、何らかの報告が上司になされるべきと考えるが、同行した職員からはどのような書類が出されているか。

答弁書
問四の3及び4、問五の4及び5、問七並びに問八について
 御指摘の「ポケットマネーを支払う」、「安倍昭恵氏と職員の移動手段に対する領収書」、「出張扱い」及び「出張に対する宿泊費・日当・超過勤務手当等の 諸手当」の意味するところが必ずしも明らかではないが、お尋ねの「本件講演」に同行した総理公務補助を支援する職員の旅費(以下「同行旅費」という。) は、安倍総理夫人からの申出により、安倍総理夫人の私的経費により負担されているものと承知している。
 公務のため旅行する職員に対しては、旅費法に基づき、旅費(以下「標準の旅費」という。)を支給することが可能である。一方で、旅費法第四十六条第一項 及び「国家公務員等の旅費に関する法律の運用方針」(昭和二十七年四月十五日付け蔵計第九百二十二号大蔵省主計局長通牒別紙)において、標準の旅費のうち 国の経費以外の経費から支給される旅費に相当する旅費は、これを支給しないものとすることとされており、安倍総理夫人からの申出により総理公務補助を支援 する職員の同行旅費が安倍総理夫人の負担により支払われた場合はこれに該当するため、国は当該職員に対し標準の旅費の支給をしないものとしている。
 また、「本件講演」に際しての安倍総理夫人による総理公務補助を支援する職員に対する超過勤務手当は、当該手当の支給のために必要な手続が行われていなかったため、支給されていない。





問五 安倍総理夫人の「私的な活動」であって、「私的な活動そのものを職員がサポートするといったものではなかった」とされる本件講演における、総理公務補助を支援する職員の職務内容について問う。
  1 本件講演の主催者側との日程調整などの事務作業は、すべて安倍昭恵氏自身が行ったものか。職員の支援は一切なかったといえるか。
  3 「総理公務補助」への支援という公務を行う職員に対し、安倍総理夫人がポケットマネーを支払う必要はなく、職員は受け取るべきではなかったのではないか。

答弁書
問五の1及び3について
 お尋ねの「職員の支援は一切なかったといえるか」の意味するところが必ずしも明らかではないが、御指摘の「本件講演の主催者側との日程調整などの事務作 業」及び「安倍昭恵氏と職員の移動手段の予約や切符の購入などの事務作業」は、安倍総理夫人の私的な活動に関するものであり、それらの事務作業を行った者 について政府としてお答えする立場にない。



問五 安倍総理夫人の「私的な活動」であって、「私的な活動そのものを職員がサポートするといったものではなかった」とされる本件講演における、総理公務補助を支援する職員の職務内容について問う。
  2 本件講演の当日、同行した職員が安倍昭恵氏に合流・同行したのはいつからいつまでか。その間の移動手段は何か。

答弁書
問五の2について
 お尋ねの「いつからいつまでか」及び「その間」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではなく、お答えすることは困難である。




問五 安倍総理夫人の「私的な活動」であって、「私的な活動そのものを職員がサポートするといったものではなかった」とされる本件講演における、総理公務補助を支援する職員の職務内容について問う。
  6 私的な行為の活動時間内に行う必要がある総理公務補助とは、具体的にどのような補助か。

答弁書
問五の6について
 御指摘の「私的な行為の活動時間内に行う必要がある総理公務補助」の意味するところが必ずしも明らかではないため、お答えすることは困難である。



問六 「先方がどういう肩書を書いているかということまではそれは責任を持てない」とあるが、事前に職員は、本件講演における安倍総理夫人の肩書が「内閣総理大臣夫人」であることを把握していたか。それに対し、問題はなかったという立場か。

答弁書
問六について
 御指摘の「本件講演」は、安倍総理夫人の私的な行為であることから、御指摘の「本件講演における安倍総理夫人の肩書」について政府としてお答えする立場 にない。なお、御指摘の「内閣総理大臣夫人」とは、内閣総理大臣の配偶者を指して一般的に用いられる呼称であり、当該呼称についての法令上の定めはなく、 安倍総理夫人が当該呼称を用いることについて特段の問題はないと考えている。





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